雨降り

はるぞう　です。

今日は久々の雨ですね。

ちょっと前まで梅雨でうんざりしていたのですが、

こうも久しぶりだと、雨音も雨の匂いも

「なんだかいいなぁ～」なんて思ってしまう、単純な人間です（笑）

（と言っても、豪雨や雷は勘弁して欲しいんですが・・・!!!）

今日はせかっくなので（？）雨を表す言葉を集めてみましたよ。

《状態を表す言葉》

「驟雨(しゅうう)」

突然降り出す雨。要するに、にわか雨のことですね。

「肘かさ雨(ひじかさあめ)」

急に降り出した雨。肘を傘の代わりにして軒先まで走る様子から。

「篠突く雨(しのつくあめ)」

篠とは群生する細い竹のこと。

篠を束ねて突きおろすように激しく降る雨、まさに槍が降っているようですね。

「村雨(むらさめ)」

群雨/叢雨ともかく。群になって降る雨。玉が散っているような雨のことです。

《季節による雨の呼び方》

「時雨(しぐれ)」

晩秋から初冬にかけて降る雨のこと。

ザーっと降ったかと思ったら、すぐに晴れるような雨です。

「春時雨(はるしぐれ)」

春なのに時雨を思わせるほどの冷たい雨！

「春雨(はるさめ)」

いつまでも降り続くしっとりした雨｡

月形半平太の「春雨だ濡れて参ろう」を思い出します（分かる方いらっしゃったら嬉しいです）

粋で素敵な台詞ですよね！

「翠雨(すいう)」

青葉に降りかかる雨の事

「緑雨(りょくう)」

新緑の頃に降る雨の事

「瑞雨(ずいう)」

穀物の成長を助ける雨の事

「秋霖(しゅうりん)」

秋の長雨のこと

ほんの少し調べただけでも、

こんなに沢山「雨」を表す言葉があるのにびっくりしちゃいました！

「日本語は、物事を繊細に表現出来る言語だー」と言う話を聞いたことがありますが

本当にその通りですね（笑）

言葉の響きがとてもキレイだし、日常でもこんな言葉をさらりと使い分けれたら、

なんだかスマートで心も豊かになりそうです。

（すぐ忘れる頭なんで、多分無理でしょうけど…笑）